マンゴーを使った世界のスイーツには、その土地ならではの食文化や食材を生かした多彩なデザートがあります。タイのカオニャオ・マムアンや香港のマンゴープリン、台湾のマンゴーかき氷など、楽しみ方もさまざまです。
本記事では、各国で愛されるマンゴースイーツの特徴や魅力、自宅で楽しむ方法までわかりやすく紹介します。
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1. マンゴーを使った世界のスイーツ|各国で愛される理由

マンゴーは、濃厚な甘みと華やかな香り、なめらかな果肉が特徴のトロピカルフルーツです。そのまま食べるだけでなく、かき氷やプリン、アイス、ケーキなど幅広いデザートに取り入れられ、世界各地でさまざまなマンゴースイーツが親しまれています。特にマンゴーの生産が盛んなアジアでは、その土地の食文化や食材と組み合わせた個性豊かなスイーツが見られます。
世界で親しまれているマンゴー
マンゴーはインド周辺から東南アジアにかけてを起源とするとされ、現在では熱帯・亜熱帯地域を中心に広く栽培されています。品種によって果皮の色や果肉の食感、甘み、酸味、香りなどに違いがあり、それぞれの特徴を生かした食べ方があります。
世界に目を向けると、タイではもち米やココナッツミルク、香港ではミルクや柑橘類、台湾ではかき氷など、地域で親しまれている食材や料理とマンゴーを組み合わせたスイーツがあります。
同じマンゴーを使っていても、国や地域によって見た目や味わい、食感が大きく異なることが、世界のマンゴースイーツのおもしろさといえるでしょう。
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スイーツにマンゴーが使われる理由
マンゴーがスイーツに取り入れやすい理由の一つは、果実そのものにしっかりとした甘みと香りがあることです。完熟したマンゴーは果肉がやわらかく、なめらかな口当たりを楽しめるため、そのままトッピングするだけでもデザートとして存在感があります。
さらに、ピューレやソースに加工したり、冷やしたり凍らせたりと、さまざまな使い方ができるのも特徴です。
ココナッツミルクや乳製品のまろやかさ、柑橘類の爽やかな酸味などとも組み合わせやすく、マンゴーの濃厚な風味を生かしながら異なる味わいを楽しめます。
国や地域によって異なるマンゴーの楽しみ方
マンゴーを使った世界のスイーツには、その土地ならではの食文化が表れています。
タイの「カオニャオ・マムアン」は、甘いマンゴーともち米、ココナッツミルクを組み合わせたデザートです。香港ではマンゴープリンや楊枝甘露、台湾ではマンゴーをたっぷりのせたかき氷などが知られています。
また、フィリピンではマンゴーとクリームなどを重ねたマンゴーフロート、インドではマンゴーを使ったクルフィなど、地域によって楽しみ方はさまざまです。
マンゴースイーツを知ることは、果物のおいしさだけでなく、それぞれの国の食文化に触れるきっかけにもなります。次章からは、マンゴーを使った世界のスイーツを国や地域ごとに詳しく見ていきましょう。
2. タイ|カオニャオ・マムアン(マンゴースティッキーライス)

マンゴーを使った世界のスイーツのなかでも、タイを代表する存在として知られているのが「カオニャオ・マムアン」です。英語では「Mango Sticky Rice(マンゴースティッキーライス)」とも呼ばれ、マンゴーともち米、ココナッツミルクを組み合わせて楽しみます。
日本では果物とご飯の組み合わせに意外性を感じるかもしれませんが、マンゴーの甘みとココナッツミルクのコク、もち米の食感が一体となった、タイならではのデザートです。
カオニャオ・マムアンとは?
「カオニャオ」はタイ語でもち米、「マムアン」はマンゴーを意味します。その名前のとおり、もち米とマンゴーを組み合わせたシンプルなスイーツです。
もち米には甘みのあるココナッツミルクを染み込ませ、食べやすく切った熟したマンゴーを添えます。さらにココナッツミルクを使ったソースをかけるなど、濃厚でまろやかな味わいに仕上げるのが特徴です。
マンゴーだけを食べる場合とは異なり、もち米が加わることで食べ応えが生まれ、軽食感覚でも楽しめるデザートになります。
マンゴー×もち米×ココナッツミルクの組み合わせ
カオニャオ・マムアンのおいしさを支えているのが、異なる味と食感の組み合わせです。
熟したマンゴーの甘みとほのかな酸味に、ココナッツミルクの濃厚なコクが加わります。さらに、もち米のもちもちとした食感が組み合わさることで、果物だけでは味わえない満足感を楽しめます。
仕上げに豆類などをトッピングし、食感にアクセントを加えることもあります。
マンゴーは品種や熟度によって甘みや香り、果肉の食感が異なるため、使用するマンゴーによってスイーツ全体の印象も変わります。しっかり熟して甘みや香りが増したマンゴーは、ココナッツミルクやもち米との相性もよく、果実の存在感を楽しめます。
タイで親しまれている食べ方と特徴
カオニャオ・マムアンは、タイで親しまれているマンゴースイーツの一つです。マンゴーが出回る時期には、熟した果実のおいしさを生かしたデザートとして楽しめます。
食べるときはマンゴー、もち米、ココナッツミルクをそれぞれ別々に味わうだけでなく、少しずつ一緒に口へ運ぶのがポイントです。マンゴーのみずみずしさ、もち米の弾力、ココナッツミルクのまろやかさを一度に感じられます。
「果物+主食」という日本では少し珍しく感じられる組み合わせも、世界のマンゴースイーツのおもしろさの一つです。 カオニャオ・マムアンは、マンゴーそのものの甘さを生かしながら、タイの食文化を感じられる代表的なスイーツといえるでしょう。
3. 香港|マンゴープリンと楊枝甘露

香港には、マンゴーの濃厚な甘みやなめらかな食感を生かしたスイーツがあります。なかでも日本でもよく知られているのが「マンゴープリン」です。また、マンゴーに柑橘類やタピオカなどを組み合わせた「楊枝甘露(ヨンジーガムロウ)」も、香港を代表するマンゴースイーツの一つとして知られています。
同じマンゴーを使ったスイーツでも、マンゴープリンはなめらかな口当たり、楊枝甘露はさまざまな食材による味や食感の変化を楽しめるのが特徴です。
香港スイーツの定番「マンゴープリン」
マンゴープリンは、マンゴーの果肉やピューレなどを使って作る冷たいデザートです。マンゴーの風味を生かしながら、乳製品などを組み合わせることで、まろやかでなめらかな味わいに仕上げます。
鮮やかな黄色やオレンジ色の見た目も特徴で、マンゴーの果肉をトッピングすれば、果実そのものの食感や香りも一緒に楽しめます。
マンゴープリンのおいしさを左右するポイントの一つが、使用するマンゴーです。甘みや香りの強いマンゴーを使用すると、果実の風味を感じやすい濃厚なデザートになります。
冷やして食べるため、暑い季節にも楽しみやすく、マンゴーの魅力をシンプルに味わえるスイーツです。
マンゴーをたっぷり楽しめる「楊枝甘露」
香港のマンゴースイーツとして、もう一つ注目したいのが楊枝甘露です。マンゴーをベースに、ポメロなどの柑橘類やタピオカ、ココナッツミルクなどを組み合わせて作られます。
マンゴーの濃厚な甘みに柑橘類の爽やかさが加わり、さらにタピオカの食感を楽しめるのが特徴です。
マンゴープリンがマンゴーのなめらかな味わいを中心に楽しむスイーツだとすれば、楊枝甘露は複数の素材による味と食感の組み合わせを楽しむデザートといえるでしょう。
器に盛り付けるタイプだけでなく、提供方法によってさまざまなアレンジを楽しめるのも魅力です。
香港でマンゴースイーツが親しまれる背景
香港では、中国の伝統的な甘味だけでなく、さまざまな食文化の影響を受けたデザートを楽しむことができます。そのなかでマンゴーは、鮮やかな色合いと濃厚な風味を生かせるフルーツとして、冷たいデザートにも取り入れられてきました。
マンゴープリンのように比較的シンプルに果実の味を楽しむものから、楊枝甘露のようにマンゴーと複数の素材を組み合わせるものまで、楽しみ方もさまざまです。
香港のマンゴースイーツは、マンゴーの濃厚さを生かしながら、ミルクやココナッツ、柑橘類などを組み合わせることで新しい味わいを生み出しているのが魅力です。
マンゴーを使った世界のスイーツを知るうえで、香港はマンゴーのさまざまな楽しみ方に触れられる地域の一つといえるでしょう。
4. 台湾|芒果冰(マンゴーかき氷)

台湾のマンゴースイーツとしてよく知られているのが、「芒果冰(マンゴーかき氷)」です。冷たいかき氷にマンゴーの果肉をたっぷりとのせた華やかな見た目が特徴で、マンゴーの甘みや香り、みずみずしさを楽しめます。
シンプルな組み合わせだからこそ、使われるマンゴーの味わいや熟度によって仕上がりが変わるのも魅力です。
台湾を代表するマンゴースイーツ「芒果冰」
芒果冰は、かき氷にカットしたマンゴーを盛り付け、練乳やマンゴーソースなどを組み合わせて楽しむ冷たいスイーツです。店舗によってはアイスクリームなどをトッピングすることもあり、さまざまなスタイルがあります。
冷たい氷とマンゴーを一緒に味わうことで、マンゴーの濃厚な甘みをさっぱりと楽しめるのが特徴です。果肉を大きめにカットして盛り付ければ、マンゴー特有のなめらかな食感もしっかりと感じられます。
マンゴーそのものを主役として楽しめるため、果実の色鮮やかさが見た目にも映えるスイーツです。
かき氷とマンゴーの組み合わせ
マンゴーは濃厚な甘みを持つ一方で、品種や熟度によってはほどよい酸味も感じられます。そこに冷たい氷を組み合わせることで、マンゴーの風味を生かしながら爽やかな味わいを楽しめます。
さらに、練乳を加えればミルキーなコクがプラスされ、マンゴーの甘みとは異なるまろやかさが生まれます。マンゴーソースやアイスクリームなどを合わせれば、より濃厚なデザートとして楽しむこともできます。
また、氷の種類によって食感が変わるのもポイントです。細かく削った氷を使ったものだけでなく、ミルクなどを加えて作った氷を薄く削り、ふんわりとした食感に仕上げるスタイルもあります。
台湾マンゴーの旬とスイーツ文化
台湾では複数の品種のマンゴーが栽培されており、品種によって収穫される時期や味わいなどが異なります。そのため、マンゴーが多く出回る季節には、生の果実を使ったスイーツを楽しめる機会も増えます。
マンゴーかき氷の魅力は、冷たいデザートとしてのおいしさだけではありません。旬のマンゴーをたっぷりと使うことで、果実そのものの甘みや香り、食感を味わえることも大きな特徴です。
マンゴーを使った世界のスイーツのなかでも、芒果冰は「果実そのものを主役にする」というマンゴーの魅力がわかりやすいスイーツです。
濃厚なマンゴーとひんやりとした氷の組み合わせは、暑い季節にも楽しみやすく、台湾のマンゴースイーツを代表する存在の一つといえるでしょう。
5. フィリピン|マンゴーフロート

フィリピンで親しまれているマンゴースイーツの一つが「マンゴーフロート」です。熟したマンゴーとクリーム、クラッカーなどを層になるように重ね、冷やして作るデザートで、「マンゴー・グラハム」などと呼ばれることもあります。
オーブンで焼かずに作れる手軽さがありながら、マンゴーの甘みとクリームのコク、クラッカーの食感を一度に楽しめるのが魅力です。冷蔵庫でしっかり冷やして仕上げるほか、凍らせて冷たいデザートとして楽しむこともあります。
マンゴーフロートとは?
マンゴーフロートは、マンゴーの果肉、クリーム、グラハムクラッカーなどを容器に重ねて作るデザートです。
作り方は比較的シンプルで、クラッカー、クリーム、薄く切ったマンゴーを順番に重ね、同じ工程を繰り返して層を作ります。最後にマンゴーを盛り付ければ、果実の鮮やかな黄色が映える華やかなスイーツに仕上がります。
冷やしている間にクラッカーがクリームの水分を吸ってやわらかくなることで、作りたてとは異なるしっとりとした食感を楽しめるのも特徴です。
マンゴー・クリーム・クラッカーで作るデザート
マンゴーフロートのおいしさを生み出しているのが、マンゴー、クリーム、クラッカーという異なる素材の組み合わせです。
熟したマンゴーの濃厚な甘みや香りに、クリームのまろやかなコクが加わります。さらにクラッカーを重ねることで食べ応えが生まれ、ケーキのような感覚で楽しめます。
マンゴーはそのまま果肉を重ねるため、果実の味わいを感じやすいのもポイントです。使用するマンゴーの熟度や品種によって、甘みや酸味、香りなどが変わり、完成したマンゴーフロートの印象にも違いが生まれます。
冷やして食べればなめらかなクリームとやわらかくなったクラッカー、みずみずしいマンゴーが一体となり、凍らせればアイスケーキのような食感も楽しめます。
家庭でも親しまれるマンゴースイーツ
マンゴーフロートの特徴の一つが、複雑な調理工程を必要としないことです。材料を順番に重ねて冷やすというシンプルな工程で作れるため、家庭でも取り入れやすいデザートです。
また、大きな容器にまとめて作って切り分けることもできるため、家族や複数人で楽しむスイーツにも向いています。
フィリピンのマンゴーフロートは、マンゴーをクリームやクラッカーと重ねることで、果実をケーキのように楽しめるスイーツです。
タイのカオニャオ・マムアンや台湾の芒果冰とはまた違ったマンゴーの楽しみ方であり、世界各地でマンゴーがその土地の食文化に合わせて多彩なデザートへと取り入れられていることがわかります。
6. インド|マンゴークルフィ・マンゴーラッシー

マンゴーと深い関わりを持つ国の一つがインドです。さまざまな品種のマンゴーが栽培されており、生の果実として食べるだけでなく、飲み物やデザートなど幅広い形で楽しまれています。
マンゴーを使ったものとして知られているのが、インドの伝統的な冷菓「クルフィ」をアレンジしたマンゴークルフィです。また、ヨーグルトをベースにしたラッシーにマンゴーを加えた「マンゴーラッシー」も広く知られています。
濃厚な冷菓「マンゴークルフィ」
クルフィは、インドなど南アジアで親しまれている伝統的な冷たいデザートです。牛乳を煮詰めるなどして濃厚な味わいに仕上げ、凍らせて作ります。
一般的なアイスクリームとは製法が異なり、濃密な口当たりを楽しめるのが特徴です。ピスタチオやカルダモンなどを使ったものをはじめ、さまざまなフレーバーがあります。
そこにマンゴーを組み合わせたものがマンゴークルフィです。マンゴーの甘みや香りと乳製品のコクが合わさり、濃厚でありながら果実らしい風味も感じられるデザートに仕上がります。
マンゴーの果肉やピューレを使うことで、鮮やかな色合いを楽しめるのも魅力です。暑い季節にも食べやすく、マンゴーを冷たいスイーツとして楽しむ方法の一つです。
マンゴーラッシーの特徴
インドのマンゴーを使ったメニューとして、日本でもよく知られているのがマンゴーラッシーです。
ラッシーはヨーグルトをベースに作る飲み物で、マンゴーラッシーではマンゴーの果肉やピューレなどを加えます。ヨーグルトの爽やかな酸味とマンゴーの甘みが合わさることで、濃厚さとさっぱりとした風味の両方を楽しめるのが特徴です。
使用するマンゴーやヨーグルトの種類、配合などによって味わいや口当たりは変わります。マンゴーを多く使えば果実の風味を感じやすくなり、ヨーグルトとのバランスによってさまざまな仕上がりを楽しめます。
厳密には飲み物ですが、マンゴーを使った世界の甘味を紹介するうえで、マンゴーラッシーも代表的な存在の一つです。
インドとマンゴーの深い関わり
インドではマンゴーが広く栽培され、地域によってさまざまな品種が育てられています。そのため、マンゴーは生食だけに限らず、飲み物や冷菓など多様な形で食文化に取り入れられてきました。
熟したマンゴーの甘みを生かしたデザートがある一方で、料理や加工品などに利用されることもあり、マンゴーの楽しみ方は一つではありません。
マンゴークルフィやマンゴーラッシーは、マンゴーの濃厚な風味と乳製品を組み合わせた、インドならではの楽しみ方を感じられるメニューです。
タイではもち米、香港では柑橘類やタピオカ、台湾ではかき氷、フィリピンではクリームやクラッカーと組み合わせるなど、マンゴーは地域の食文化によってさまざまな姿に変化します。インドのマンゴースイーツからも、世界でマンゴーが多彩に楽しまれていることがわかります。
7. 東南アジアで楽しむマンゴーの冷たいスイーツ

タイやフィリピンをはじめとする東南アジアでは、マンゴーを使ったさまざまなスイーツを楽しむことができます。なかでも注目したいのが、マンゴーの甘みや香りを生かした冷たいデザートです。
マンゴーはそのまま冷やしてもおいしく食べられますが、アイスやシャーベットにしたり、ココナッツミルクなどと組み合わせたりすることで、また違った味わいを楽しめます。マンゴーを使った世界のスイーツを見ていくと、一つの果物が地域や作り方によって多彩なデザートへ変化していることがわかります。
マンゴーアイス・シャーベット
マンゴーを冷たいスイーツとして楽しむ代表的な方法が、アイスクリームやシャーベットです。
マンゴーの果肉やピューレを使ったアイスは、果実の甘みや香りに乳製品のまろやかさが加わり、濃厚な味わいを楽しめます。一方、シャーベットはマンゴーの風味を生かしながら、比較的さっぱりと仕上げやすいのが特徴です。
また、マンゴーは熟度によって甘みや酸味、香りが変わります。よく熟した果実を使用すると濃厚な甘みを生かしやすく、ほどよく酸味のあるマンゴーなら爽やかな印象の冷菓に仕上げることもできます。
果肉をトッピングしたり、マンゴーソースをかけたりするなど、さまざまなアレンジができるのも魅力です。
マンゴーとココナッツを組み合わせたデザート
東南アジアのマンゴースイーツでたびたび登場する食材がココナッツです。マンゴーのフルーティーな甘みと、ココナッツミルクのまろやかな風味は相性がよく、さまざまなデザートに取り入れられています。
例えば、マンゴーの果肉にココナッツミルクを合わせたり、冷たいデザートのソースとして使ったりする方法があります。タピオカなどを加えれば、味だけでなく食感の変化も楽しめます。
マンゴーとココナッツという組み合わせは、2章で紹介したタイのカオニャオ・マムアンにも使われています。同じ食材でも、もち米と合わせたり冷菓にしたりすることで、まったく異なるスイーツになる点も興味深いところです。
暑い地域ならではのマンゴーの楽しみ方
東南アジアのマンゴースイーツには、果実を冷やしたり、氷やアイスなどと組み合わせたりして楽しむものがあります。マンゴーの濃厚な甘みと冷たい食感を組み合わせることで、爽やかさのあるデザートとして味わえます。
さらに、マンゴーは鮮やかな黄色やオレンジ色の果肉も魅力です。カットした果肉をトッピングするだけでも華やかな見た目になり、パフェやアイス、ドリンクなど幅広いスイーツに活用できます。
東南アジアの冷たいマンゴースイーツは、マンゴーそのもののおいしさを生かしながら、ココナッツや氷、乳製品などを組み合わせて多彩な味わいを楽しめるのが特徴です。
これまで紹介したタイやフィリピンのスイーツだけでなく、マンゴーはさまざまな形の冷たいデザートに取り入れられています。食材との組み合わせや調理方法の違いに注目すると、マンゴースイーツの楽しみ方がさらに広がります。
8. 欧米で楽しまれるマンゴーを使った洋菓子

これまで紹介してきたアジアのマンゴースイーツでは、もち米やココナッツミルク、かき氷など、その土地で親しまれている食材との組み合わせが多く見られました。一方、欧米ではチーズケーキやタルトなど、洋菓子にマンゴーを取り入れたスイーツも楽しまれています。
マンゴーの濃厚な甘みや鮮やかな色合いは、乳製品や焼き菓子とも組み合わせやすく、トッピングやソース、ムースなど幅広い形で活用できます。
マンゴーチーズケーキ
マンゴーと乳製品を組み合わせたスイーツの一つが、マンゴーチーズケーキです。チーズケーキの濃厚でクリーミーな味わいにマンゴーの甘みや香りを加えることで、フルーティーな風味を楽しめます。
作り方にもさまざまなスタイルがあり、チーズケーキの生地にマンゴーピューレを混ぜ込むほか、完成したケーキの上にマンゴーソースをかけたり、生の果肉をトッピングしたりする方法があります。
また、焼いて仕上げるタイプだけでなく、冷やし固めるタイプのチーズケーキにもマンゴーを取り入れられます。マンゴーの鮮やかな黄色やオレンジ色を生かせば、見た目にも華やかなデザートになります。
マンゴータルトやパフェ
マンゴーはタルトのフルーツとしても活用できます。タルト生地にクリームなどを合わせ、その上にカットしたマンゴーを並べれば、果肉そのものの食感と甘みを楽しめます。
マンゴーの果肉を薄く切り、花びらのように並べるなど、盛り付け方によって印象を変えられるのも特徴です。
また、アイスクリームやクリーム、ソースなどとマンゴーを重ねたパフェのようなデザートもあります。マンゴーを果肉、ピューレ、ソースなど異なる形で使うことで、一つのデザートのなかでもさまざまな食感や風味を楽しめます。
ムースやパンナコッタなどの洋菓子にマンゴーを合わせる方法もあり、マンゴーは幅広いデザートに取り入れやすい果物といえるでしょう。
アジアとは異なるマンゴーの取り入れ方
世界のマンゴースイーツを比較すると、同じ果実でも地域によって組み合わせる食材や調理方法が異なります。
タイのカオニャオ・マムアンではもち米とココナッツミルク、台湾の芒果冰では氷、フィリピンのマンゴーフロートではクリームやクラッカーなどが使われています。
一方、欧米で見られるマンゴースイーツでは、チーズケーキやタルトなど、もともとある洋菓子にマンゴーを組み合わせる楽しみ方があります。果肉をそのまま使うだけでなく、ピューレやソースに加工し、洋菓子にマンゴーらしい甘みや香り、色彩を加えることもできます。
マンゴーは、その土地の定番スイーツと組み合わせることで、新しい味わいを生み出せる果物です。
マンゴーを使った世界のスイーツを見ていくと、伝統的な食べ方だけでなく、さまざまなデザートに取り入れられながら楽しみ方が広がっていることがわかります。
9. 日本で親しまれているマンゴースイーツ

日本でもマンゴーはさまざまなスイーツに使われています。マンゴーパフェやケーキ、プリン、ゼリー、アイスなど種類は幅広く、果肉をそのままトッピングするだけでなく、ピューレやソースに加工して使われることもあります。
また、日本では宮崎県や沖縄県、鹿児島県などでマンゴーが栽培されています。国産の完熟マンゴーを贅沢に使用したスイーツもあり、マンゴーそのものの味わいを生かしたデザートを楽しめるのが特徴です。
マンゴーパフェやマンゴーケーキ
日本で見かけるマンゴースイーツの一つが、マンゴーパフェです。
カットしたマンゴーにアイスクリームや生クリーム、ゼリー、ソースなどを組み合わせることで、一つの器のなかでさまざまな味や食感を楽しめます。果肉を大きくカットして盛り付ければ、マンゴーそのものの存在感も引き立ちます。
ケーキにもマンゴーは幅広く取り入れられています。スポンジと生クリームにマンゴーを合わせるショートケーキをはじめ、ムースやタルトなど、さまざまな洋菓子との組み合わせが可能です。
マンゴーの鮮やかな黄色やオレンジ色は見た目にも華やかで、スイーツの彩りを引き立ててくれます。
完熟マンゴーを生かした高級スイーツ
日本のマンゴースイーツでは、国産の完熟マンゴーそのものを主役にした商品も見られます。
完熟したマンゴーは濃厚な甘みや芳醇な香り、なめらかな果肉を楽しめるため、必要以上に手を加えず、カットした果肉をパフェやケーキなどに使用する方法もあります。
また、マンゴーをピューレやソースとして使用すれば、果肉とは異なるなめらかな口当たりを楽しめます。一つのスイーツに生の果肉とソースの両方を使うことで、マンゴーの風味をさまざまな形で感じられるでしょう。
マンゴーそのものの品質や味わいを生かすことは、日本のマンゴースイーツを楽しむポイントの一つです。
日本ならではの季節感とマンゴースイーツ
日本では、マンゴーを夏らしさを感じさせるフルーツとして取り入れたスイーツも多く見られます。暑い時期にはパフェやゼリー、アイス、かき氷など、冷たいデザートとの組み合わせも楽しめます。
一方、マンゴーピューレや冷凍マンゴーなどを利用すれば、生果の流通時期だけに限らず、さまざまな季節にマンゴースイーツを作ることも可能です。
日本のマンゴースイーツは、マンゴーそのものの品質を生かしたものから、洋菓子や冷たいデザートと組み合わせたものまで、幅広い楽しみ方があるのが特徴です。
世界に目を向ければ、もち米やココナッツミルクなど地域特有の食材とマンゴーを組み合わせたスイーツがあります。それに対して日本では、旬の果物としての魅力を生かしながら、パフェやケーキ、ゼリーなど身近なスイーツへ取り入れる楽しみ方も広がっています。
10. 世界のマンゴースイーツを家庭で楽しむ方法

マンゴーを使った世界のスイーツには、タイのカオニャオ・マムアン、香港のマンゴープリンや楊枝甘露、台湾の芒果冰、フィリピンのマンゴーフロート、インドのマンゴークルフィなど、さまざまな種類があります。
一見すると自宅で作るのが難しそうなスイーツもありますが、身近な材料や市販のマンゴーを活用すれば、世界各地の味わいを家庭で楽しむこともできます。最後に、生マンゴーと冷凍マンゴーの使い分けや、スイーツに合わせたマンゴーの選び方を紹介します。
生マンゴーと冷凍マンゴーの使い分け
マンゴースイーツを作る際は、必ずしも生のマンゴーだけを用意する必要はありません。作りたいスイーツに合わせて、生マンゴーと冷凍マンゴーを使い分けると便利です。
生マンゴーは、果肉そのものの香りや食感を楽しみたいスイーツに向いています。カオニャオ・マムアンやマンゴーかき氷、パフェなど、カットしたマンゴーが主役になるスイーツでは、生の果実を使うことでマンゴーらしい食感や見た目を生かせます。
一方、冷凍マンゴーは季節を問わず使いやすく、必要な分だけ取り出せるのがメリットです。スムージーやアイス、シャーベットのほか、ピューレ状にしてプリンやソースなどに活用する方法もあります。
スイーツに合わせたマンゴーの選び方
マンゴーを選ぶ際は、作るスイーツとの相性を考えることもポイントです。
果肉をそのまま使う場合は、マンゴーの甘みや香りだけでなく、食感や熟度にも注目します。パフェやかき氷、タルトなど見た目を生かしたいスイーツでは、カットしたときに果肉の色や形を楽しめるものが使いやすいでしょう。
一方、マンゴープリンやソース、アイスなど、果肉をつぶしたりピューレ状にしたりする場合は、マンゴーの甘みや香りを生かしやすいものを選ぶのがポイントです。
マンゴーにはさまざまな品種があり、甘みや酸味、香り、果肉の質感なども異なります。使用するマンゴーによって完成したスイーツの味わいが変わるため、品種ごとの特徴を比べてみるのも楽しみ方の一つです。
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世界のマンゴースイーツを自宅で再現するポイント
世界のマンゴースイーツを家庭で楽しむときは、現地とまったく同じ材料や作り方にこだわりすぎず、それぞれのスイーツを特徴づける組み合わせを意識するとよいでしょう。
例えば、カオニャオ・マムアンなら「マンゴー・もち米・ココナッツミルク」、マンゴーフロートなら「マンゴー・クリーム・クラッカー」といったように、基本となる食材を押さえることで、それぞれのスイーツらしい味わいに近づけられます。
また、マンゴーは甘みが強い果物なので、合わせるクリームやソースなどの甘さを調整すると、果実本来の風味を生かしやすくなります。
マンゴーを使った世界のスイーツには、それぞれの国や地域の食文化や食材の特徴が表れています。 もち米やココナッツミルクと合わせたり、かき氷にのせたり、クリームと重ねたりと、一つの果物でも楽しみ方は実にさまざまです。
世界各地のマンゴースイーツを知り、気になるものを家庭でも取り入れてみることで、マンゴーの新しい魅力を発見できるでしょう。
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